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↑仙台駅停車中の特急ひたち号列車(これは定期列車)

2020年3月に運転を再開した常磐線。東北本線のバイパスとしての性格から、東北新幹線に支障ある際に威力を発揮する。特急ひたち3往復のほかに臨時快速を運転したことがある。そのダイヤを考察しておきたい。まずはその例から。

①2021年2月15日から2月24日(地震による)

・ひたち8号
仙台6:48→いわき9:20→品川11:51
・ひたち22号
仙台13:57→いわき16:18→品川18:52
・ひたち9号
品川10:45→いわき13:18→仙台15:42
・ひたち25号
品川18:45→いわき21:20→仙台23:39
停車駅:いわき・原ノ町・相馬・岩沼・仙台
参考 那須塩原駅での乗り継ぎ臨時列車(2021年2月21~23)
・なすの313より
東京9:40→那須塩原10:47/11:00→仙台13:32
・なすの329より
東京17:28→那須塩原18:35/18:47→仙台21:25
・なすの320へ
仙台6:58→那須塩原9:42/9:53→東京11:08
・なすの352へ
仙台14:36→那須塩原17:19/17:37→東京18:48

②2022年1月13日
・ひたち22号
・ひたち9号
停車駅:いわき・原ノ町・相馬・岩沼・仙台


③2022年3月~4月(地震による)
・ひたち6号
・ひたち9号
参照:公式リリース(JR東)

これらから推察されるのは臨時運転ダイヤをある程度予定していたのではないか?ということである。とくに初出の①が地震からすぐに運転を実施したことからも想像できるだろう。

仙台駅 品川方面特急時刻
(6:48 8号品川行き臨時)
10:13 14号品川行き
(13:57 22号品川行き臨時)
16:11 26号品川行き
18:02 30号品川行き

いわき駅 仙台方面特急時刻
10:23 3号仙台行き(上野8:00発)
(13:18 9号仙台行き臨時(上野11:00発))
15:15 13号仙台行き(上野13:00発)
18:14 19号仙台行き(上野16:00発)
(21:20 25号仙台行き臨時(上野19:00発))

ある程度均等になるようなダイヤ設定であることは当然ではあるが、どういう運用をしているかはある程度察せそうだ。

勿論このような地震がやたらめったら起こってほしいわけではないが、このような備えがなされているのはまさに常磐線の持つバイパスとしての機能ゆえだろう。
また③に関しては徐行を行う関係があること、通常の特急も原ノ町~仙台間で快速扱いとしたことによる事情もあると言えるだろう。

【注意】敢えて言うまでもないが、災害臨時はただでさえ需給逼迫している際であるので、趣味目的で乗りに行くなどせぬように...


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