参考:
阪急電車に準特急という種別ができるのではないか、という噂が流れて数日が経った。
少し遅くはなったが弊サイトでも取り上げたい。
今のところ分かっているのは神戸線、京都線でそれぞれ1編成づつの方向幕への挿入が確認されたことである。
そのことを踏まえてどれほど実際有効に組み込まれるかを考えよう。
①武庫川新駅との関連性
「準特急が導入されるのは武庫川新駅の設置に伴う停車駅の変更だ」というものがある。
武庫川新駅とは西宮北口・武庫之荘間にできる新駅で、まさしく武庫川上に作られるのである。
従前から当駅の設置に伴い、特急が十三→西宮北口を逃げ切れなくなるのではないかと言われており、それに合わせて塚口駅に特急を止めるのではとまでも言われていた。
そして準特急も武庫川新駅についての追加であると言われている。
しかし、武庫川新駅はまだ構想が確定した段階でしななく、まだ新駅設置の申請も出ていない。
しかし、新駅設置に係る申請が未だ出ていない。出ていたとしてもそこから5年ほど先に新駅開業を行う傾向にある(西松任(仮称)駅や、関西線奈良・郡山新駅などの新駅予定についても同様である)。となれば、2027年以降に新駅ができる。そうなると必ずしも新駅設置とセットの種別追加とはいいがたいだろう。
②過去報道の有料座席サービスとの関連性
京都線車両でも方向幕が導入されたことで、有料座席サービスとの関連性を疑う声もあるらしい。しかし、朝夕の導入であるとすれば通勤特急で足るはずである。敢えて種別名を変える必要性もあんまりないといえる。
③準特急の停車駅について
現在の神戸線、京都線の停車駅はこの通りである(京都線は普通のみ停車駅を省略している)

(目に優しくするために色を薄めにしています)
なお、神戸線について、快速急行・急行に関しては快速急行は平日10往復弱、土休日5往復程度、急行は上下合わせ平日2本、土休日5本という僅少な本数となっている。
そのため神戸線に関しては種別整理が行われるかもしれない可能性がある。そのうえで武庫川新駅の立ち位置をどう決めるかになって来る、特急の停車駅を減らし(夙川・芦屋川通過)、現行特急が準特急、快速急行に関してこれを廃止し、通勤休講と急行を統一する、辺りだろうか。そんなにいじるくらいならもう少し何とかすべしと思うところではある。
京都線は、快速急行と特急の間に種別が来ることになるが、果たしてそのようなものが作れるか?ということになる。正直置く場所がないと思うのだが果たして。特急が淡路通過(さらに茨木市・長岡天神・桂も通過の可能性もある)で、準特急が現行特急と同じ停車駅になるとすれば確かにまだ付け加えが利くところであるがそんなに種別を増やしたとてどうなるというところである。
なお、宝塚線は急行か、特急日生エクスプレスが最上位種別のため、準特急を設定するなら素直に特急を設定することになるためこの流れに乗る可能性は低いだろう。
追記(2022年10月12日):ダイヤ改正が実施決定されました。結局快速急行が準特急になりました。しかも神戸線においても同様に準特急の名称導入となります。さらに快速が西京極停車によって急行に名称変更。そして以下の通り。 (快速特急Aも廃止)

追記:以下のサイト様で弊ブログが紹介されています
阪急電車に準特急という種別ができるのではないか、という噂が流れて数日が経った。
少し遅くはなったが弊サイトでも取り上げたい。
今のところ分かっているのは神戸線、京都線でそれぞれ1編成づつの方向幕への挿入が確認されたことである。
そのことを踏まえてどれほど実際有効に組み込まれるかを考えよう。
①武庫川新駅との関連性
「準特急が導入されるのは武庫川新駅の設置に伴う停車駅の変更だ」というものがある。
武庫川新駅とは西宮北口・武庫之荘間にできる新駅で、まさしく武庫川上に作られるのである。
従前から当駅の設置に伴い、特急が十三→西宮北口を逃げ切れなくなるのではないかと言われており、それに合わせて塚口駅に特急を止めるのではとまでも言われていた。
そして準特急も武庫川新駅についての追加であると言われている。
しかし、武庫川新駅はまだ構想が確定した段階でしななく、まだ新駅設置の申請も出ていない。
しかし、新駅設置に係る申請が未だ出ていない。出ていたとしてもそこから5年ほど先に新駅開業を行う傾向にある(西松任(仮称)駅や、関西線奈良・郡山新駅などの新駅予定についても同様である)。となれば、2027年以降に新駅ができる。そうなると必ずしも新駅設置とセットの種別追加とはいいがたいだろう。
②過去報道の有料座席サービスとの関連性
京都線車両でも方向幕が導入されたことで、有料座席サービスとの関連性を疑う声もあるらしい。しかし、朝夕の導入であるとすれば通勤特急で足るはずである。敢えて種別名を変える必要性もあんまりないといえる。
③準特急の停車駅について
現在の神戸線、京都線の停車駅はこの通りである(京都線は普通のみ停車駅を省略している)

(目に優しくするために色を薄めにしています)
なお、神戸線について、快速急行・急行に関しては快速急行は平日10往復弱、土休日5往復程度、急行は上下合わせ平日2本、土休日5本という僅少な本数となっている。
そのため神戸線に関しては種別整理が行われるかもしれない可能性がある。そのうえで武庫川新駅の立ち位置をどう決めるかになって来る、特急の停車駅を減らし(夙川・芦屋川通過)、現行特急が準特急、快速急行に関してこれを廃止し、通勤休講と急行を統一する、辺りだろうか。そんなにいじるくらいならもう少し何とかすべしと思うところではある。
京都線は、快速急行と特急の間に種別が来ることになるが、果たしてそのようなものが作れるか?ということになる。正直置く場所がないと思うのだが果たして。特急が淡路通過(さらに茨木市・長岡天神・桂も通過の可能性もある)で、準特急が現行特急と同じ停車駅になるとすれば確かにまだ付け加えが利くところであるがそんなに種別を増やしたとてどうなるというところである。
なお、宝塚線は急行か、特急日生エクスプレスが最上位種別のため、準特急を設定するなら素直に特急を設定することになるためこの流れに乗る可能性は低いだろう。
追記(2022年10月12日):ダイヤ改正が実施決定されました。結局快速急行が準特急になりました。しかも神戸線においても同様に準特急の名称導入となります。さらに快速が西京極停車によって急行に名称変更。そして以下の通り。 (快速特急Aも廃止)

追記:以下のサイト様で弊ブログが紹介されています
コメント
コメント一覧
また、神戸線・京都線共に全線複線で、追い越しが出来る駅も少ないので、これ以上列車種別を増やすのも如何なものかと思いますね。
なを、大阪梅田〜西宮北口間では、塚口に特急を停車させなくても、園田で追い越しが出来ますよ。
神戸線だとよく言われるのは塚口の追加ですけれど、学生数の点では六甲も王子公園もかなり多いと思われますし、神戸線京都線の直通なら直通特急になりそうですし、コロナ禍を経ての模索ということで種別の整理なのかなと勝手に思っています。
あと武庫川新駅はボツではないと思っていますが、尼崎市側の議会の動きを見ていても、尼崎市の財政を見ていても、西宮市の数倍かかるのに実際のお金はないしで、住民からの聞き取りをしてみるとはいっているものの、当面なさそうですね。
これより神戸線では現特急を「準特急」に変更し、「西宮北口・岡本のみ停車」を新「特急」とするのが自然です。
神戸線も京都線も種別整理を今後行うとみるのが自然だとは思います。快速急行と通勤特急の間にせよ、通勤特急と特急の間にせよ準特急の入る隙がないので...
ただ両線とも特急停車駅の削減を実施できるかは慎重な検討を要するところと思います(もちろんロマンはありますが)。神戸線に関してはその駅の利用者数だけを見て判断できないところがあると思います。「急行廃止、快速急行を準特急改称」or「急行、快速急行廃止、通勤特急を準特急改称」が丸いのかなと考えるところです。京都線は快速急行を準特急にすれば話は早いのですが、なら不要な投資になりますし悩ましいところです。
神戸線特急の停車駅についてはもう少し考察が必要なのだろうとは思います(安易に塚口停車を採って書いたのはよくなかったですね)
武庫川新駅に関してはかなり詳細な検討を進めているのにこのまま引っ張り続けるわけにもいかないとは思ってます(2030年度くらいにはできてほしいなぁと思ってます)
京都線で区間停車の種別を作るとすれば急行を用いるのが自然なのかなと考えているところです
準特急を新設するくらいなら急行を復活させて列車種別を再編させれば済む話。
なかなか停車駅を減らすという決断は電鉄会社はしづらい傾向にあるのかなと思います。(とはいえそうしないと準特急の入る隙が無いですが)
その意見は尤もで、それでも準特急を作る意義を見出す何かを用意しているのだろうと思います。
将来的に特急を有料特急の立ち位置にするのではないだろうか?(京都線のみ?)
コロナで特急の在り方もかわってきていますし、昔みたいにただ単に停車駅減らしてスピードアップだけではないとは思います。
特急の停車駅をさらに絞るとすれば神戸線は夙川、岡本のどちらか通過、京都線は淡路、茨木市、長岡天神、桂辺りの通過がとなるでしょうが、神戸線であれば準特急を観念せずに上位種別としてそのようなものを設ければ済みそうなあたり、検討を要するでしょう。
有料特急に関しては京都線のみ報道が出ていますが、この辺りとのかかわりがあるのかはそれこそ有料特急の報道が丸一年音沙汰ないのでよくわからないところ。
京阪を見るに、混雑緩和の意味で上位特急を作ると、前後の特急などが却って混む傾向にあるので中々割り切った判断はできないと思います
神戸線の十三駅は線形に恵まれているので、十三駅通過の種別を設定しても罰は当たりません。
また十三駅は近鉄布施駅に相当(なお阪急大阪梅田駅に相当する近鉄の駅は、鶴橋・大阪上本町駅)するので、通過列車が有っても驚きません。
同じ理由で京都線は通勤特急(2007年・十三~高槻市ノンストップ)の逆バージョンで茨木市~桂ノンストップで淡路&茨木市と高槻市&長岡天神の客を千鳥停車で分散させるというのも(快特に茨木市追加しただけだが)。これら4駅全て停車で特急を名乗るのはコロナ対策(分散乗車)の観点からおかしいです。
近鉄で言えば布施かもしれませんが、南海で言えば天下茶屋に当たるものなのでその論理をもって通過をよしとまでは言い切れないと思います
十三通過をしても時間短縮にどれほど貢献できるかわかりませんし、混乱を来すだけな気もします
千鳥停車を企図するなら阪神電車を参考にすることになるのかなと思います。分散乗車についても混雑の平準化を志向すれば停車駅を統一している方がいいでしょう。また、コロナ云々はこれから考える意味がどれほどあるのかは疑問です
十三から120km/h運転をした場合、昼間時の特急は十三通過で1.5分短縮出来ます。その結果大阪梅田ー西宮北口は9分ジャストで走れます。
すなわち神戸線の昼間時ダイヤは、「梅田阪急・神戸阪急から阪急西宮ガーデンズに客を呼ぶ」コンセプトの方がかえって上手くいきます。
恥ずかしながら現行ダイヤのスジがどうなっているのか正確に把握してないのですが、そのような形で果たして普通電車との支障が出ないのかが気になるところです
恥ずかしながら現行ダイヤのスジがどうなっているのか正確に把握してないのですが、そのような形で果たして普通電車との支障が出ないのかが気になるところです
又有料座席は四条河原町~神戸三宮(十三スイッチターン等)設置(不可能?!…)して走らしたらいいと思います。
神戸線に関しては線区長の割には種別過剰な面があって整理が望まれるところです
有料座席に関しては十三で設備を導入したとしても、大阪梅田へ乗り入れない形ではかなり厳しいものがあるのかなと思います...
普通は園田・六甲で特急を待避し、西宮北口では接続しません。
また運用については大阪梅田(下り特急)新開地(上り普通)大阪梅田(下り普通)神戸三宮(上り特急)大阪梅田のパターンで回します。此れならば上り特急も、神戸三宮始発に出来ます。
ラッシュを観念できないのに敢えて走らせる理由がそこまでないのかなと思っています。
その方が利便性が上がるのかまた検証してみてもいいかもしれません。
少し現行パターン含め分析に時間が欲しいです
その方が利便性が上がるのかまた検証してみてもいいかもしれません。
少し現行パターン含め分析に時間が欲しいです
しかも種別が多いために夕方以降は優等列車の間隔にバラツキが生じて、混む優等列車と空いてる優等列車ができてしまった
これ以上列車種別を増やすのは悪手
確かに複雑怪奇なのは否めないですね
同時に種別整理されるだろうとは思いますが...
特急の高槻市、桂停車時代が一番解りやすく、利用もしやすかった。
確かに種別が多すぎるようになってるところは確かですね
特に距離の割には多いと思います
各路線とも距離も短かい為沢山列車種別を作っても1駅止まるか止まらないかだと思います。
従来通り特急…急行…準急…普通…だけにした方がいいのでは
特急の停車駅は最低限…
急行の停車駅は主な駅…
準急は真ん中あたりから各駅
でいいと思います。
例えば特急一つとってもどの駅に停めるかでかなり議論が巻き起こるところですよね、そうなると結構簡単には言えないと思います
武庫川新駅に関しては西宮市が特にプッシュしているので阪急がどれほど乗り気なのかがよくわからないところです。
高槻市も新駅誘致を今検討していた気がします
(神戸線の場合、三宮から六甲・岡本・芦屋川・夙川・西宮北口・塚口・十三)
(京都線の場合、河原町から西院までの各駅・桂から長岡天神までの各駅・高槻市・茨木市・淡路・十三)
ポイントは、六甲や洛西口等、昼間時に普通しか停車しないが朝ラッシュ時の乗車客が多く乗り換えなしで大阪へ行けるかである。
もしそうだとすると通勤特急と準特急とでかなり混乱を招きそうな予感がしますね
敢えてそのような決断をするかは見ものです