まだ西九州新幹線も開業してないのに何を性急なと思われるがまあいい、取りあえず今の内から考えられることは沢山ある。
【2022/11/02追記】一部調べが甘かった部分については追記を行う。また、記事執筆時点から変化が多いのでそちらも追記する

確定事項をまずは確認していこうこの限りにおいて他線区についても一部触れる。
【新線】
①相鉄・東急新横浜線:羽沢横浜国大ー日吉
②宇都宮ライトレール:優先整備区間
【設置新駅】
③おおさか東線大阪駅(うめきた新駅)
④京葉線幕張豊砂駅
⑤田沢湖線前潟駅
【BRT転換】
⑥日田彦山線:添田ー日田(夏季)
【ICカード導入】
⑦Suica:北東北3県
⑧ICOCA:山陽本線と山口線
【追記:運賃の変更】
⑨JR四国:特定特急料金、普通運賃の値上げ
⑩JR西日本:のぞみ指定席の値上げ、岡山以遠の乗割廃止、特定運賃の改定
⑪JR各社:4シーズン制特急料金の導入拡大

それでは全体の予想を見ていきたいが、恐らく8月時点である程度のダイヤは固まっているのだろうと思われる。あとは修正を行い、(特に今年であれば)需要によって臨時ダイヤのスジを抜き差しすることになろう。
ダイヤ改正日は例によれば3月11日土曜日になる可能性が高い。

・JR北海道
令和4年度事業計画2023年までの中期経営計画を見ると
・Kitakaエリア拡大の検討
・快速エアポートの増強
 ・車両更新及び7両編成化の検討
 ・新千歳空港駅のスルー化の検討
・北広島駅の改修(日ハム新球場対応)
 ・新球場対応の新駅はその後
・261系特急、H100形気動車の新製
 ・特急北斗の281形淘汰
 ・キハ40系の淘汰(またスピードアップ)
・2両ワンマン電車の検討
・スマホ定期券の検討
・駅の更なる廃止(抜海駅など)
辺りが考えられるところである。
【追記】また、留萌本線の石狩沼田~留萌が廃止される予定である(年度末の廃止だろうけれど)
特急列車に関して、キハ183系をキハ283系に置き換え、また通勤電車として737系電車のデビューが予定されている(ワンマン運転対応)。

・JR東日本
JR北海道ほど細かいものが出てこないのであるが、やはり2022年春ダイヤ改正で臨時列車化した新幹線の処遇が気になるところであろう。
また、気動車の更新がまた進むことになることも想像に難くない。
宇都宮ライトレールとの終電接続は考えるまでもないほどにJRの終電(大宮方面から)が遅いことを附記しておく。
【追記】
新幹線に関して、E7系の導入・置き換えによって上越新幹線区間(大宮~新潟)がおおよそ7分の時間短縮がなされる。上越新幹線と北陸新幹線につき、スピードアップに伴うダイヤ改正が行われる予定である。ニュースリリース


・JR東海
HC85形の新製投入が22年7月より高山線から始まったところであるが、これが特急南紀や大阪・富山行ひだのどれほど影響を及ぼすかは考えなければならないところだろう。
315系の新製投入が続くことになる。中央西線に集中投入をするのか、東海道・関西線にも程よくバラバラに投入するのかが懸案だが、中央西線の315系統一を急ぐだろうと予想している。2024年春に同区間での置き換え完了を見込んでいるところである。
ライナーの更なる減便が少し心配されるところである。

・JR西日本
大阪駅に関空特急が停車できるようになることが一番大きいだろう。この辺りは弊記事を参照願いたい。

他社と同等かそれ以上に臨時化した特急を通常に戻すかどうかも懸案である。また特急の全車指定席化を進めていくだろう。
普通・快速列車について、流石にこれ以上の減便を行うとは信じがたいところではある...
DEC700形気動車についての新たな動向は出ていないところである。
また、2023年にかかる中期経営計画は未発表である。
【追記】スーパーはくとの姫路短縮について報道がなされているところである。つまり姫路ー鳥取、岡山ー鳥取、鳥取ー米子でそれぞれ毎時1本の運転とすることを念頭におく報道である。JR西からすれば智頭急行への車両使用料が縮減できるためにメリットはあるけれども、山陰圏と近畿圏の輸送では大きく負けるだろうから慎重に検討がなされるところだろう
参考までに:


・JR四国
近年パターンダイヤ化の鬼になっているJR四国であるが、例えば高徳線の高松方や、予讃線松山周辺は未整備である。今後この辺りのテコ入れが望まれるところ(だし、流石に検討しているだろう)。
2022年度事業計画を見れば、企画乗車券の値上げ、ワンマン化の拡大、サイクルトレインの予讃線での実施、特急電車のリニューアルという文字が並ぶ。
【追記】普通運賃、特急料金の値上げが予定されている。また、ネット割引などの導入も進んでいくことになる。

・JR九州
西九州新幹線の開業から半年でダイヤ改正を行うとは考えにくく、修正がなされる程度と予想できる。ただし日田彦山線関係はテコ入れがなされてしかるべきところ。駅数も一挙に25駅増えることになるが、ともかく鉄道との連絡をどう図るのかどうかは注目に値する。
【追記】9月改正で減便をし過ぎたための調整がされるべきである。べきである、というのは恐らくJR九州がするつもりがないだろうという含意を込めて言っておく。